今日もお疲れ様です。
前回は、Excelのデータ整理についてブログ記事をまとめました。
まだご覧になっていない方は、ぜひこちらもご覧ください。
👉 【社内SEの実践術】入力ゆれだらけのExcelデータを整える方法|分析より大切な「データ品質」の話

サーバー構築やネットワーク設定はできても、ある特定のシステムや分野だけは得意ではない……。
ITに携わる方の中には、そんな経験をお持ちの方も意外と多いのではないでしょうか。
私自身も、ホームページ管理(WordPress)は決して得意とは言えませんでした。
きっかけは、前任者が構築したホームページを引き継いだことです。
更新方法は教えていただきましたが、テーマやデザインの仕組みまでは分からず、
「なぜ表示が変わるんだろう。」
「どこを触れば直るんだろう。」
と手探りで作業していました。
ブログサーバーを自分で構築し、少しずつ仕組みを理解できるようになってからは以前ほど苦手意識はなくなりました。
今思えば、「苦手だから慎重になる」のではなく、「苦手だと思い込んで慎重になりすぎていた」という面もあったのかもしれません。
もちろん今でもホームページ管理は、ネットワークやサーバーとは求められる考え方が少し違う「別物」という感覚は残っています。
インフラは論理で解決できることが多いですが、WordPressはデザインやテーマなど感覚的な要素も多く、考え方そのものが違いました。
同じIT分野なのに、なぜWordPressだけはここまで感覚が違うのでしょうか。
今回は、私自身が実際に感じた「3つのトラップ」と、苦手意識を少しでも減らすために実践している運用方法をご紹介します。
WordPressを得意ではないと感じた3つの理由
1. 「論理」だけでは解決できないデザイン崩れ
ネットワーク機器であれば、設定を確認して原因を切り分ければ、多くの場合は答えにたどり着けます。
しかし、WordPressではそう簡単にはいきません。
CSSやテーマ、プラグインが複雑に影響し合い、一か所を修正すると別の場所が崩れてしまうことがあります。
「なぜここがズレるんだ?」
原因を追っているうちに、思わぬ場所が影響していることも珍しくありません。
原因を切り分けるという点は同じですが、「設定」よりも「見た目」が絡む分、最初はとても難しく感じました。
2. 「更新ボタン」が少し怖い
WordPressでは管理画面に「更新」の通知が表示されます。
ですが、そのボタンを押すだけでも少し緊張します。
プラグインやテーマ、PHPのバージョンとの互換性によっては、不具合が発生する可能性もあるからです。
実際に一度、PHPを更新した後に管理画面へログインできなくなったことがありました。
幸い復旧できましたが、その経験以来、大きな更新を行う前には必ずバックアップを確認するようになりました。
さらに、PHPやHTMLを編集していると、一文字入力を間違えただけでサイト全体が正常に表示されなくなることもあります。
そのため、今でもPHPに関する作業は緊張しますし、お客様の環境では極力触らないようにしています。
3. デザインには「正解」がない
仕事では、
「この設定なら正しい。」
という明確な答えがあることが多いです。
しかし、ホームページのデザインは違います。
「もう少し右かな。」
「余白を少し広げた方が見やすい。」
「なんとなくバランスが悪い。」
このように感覚的な調整が多く、「正解」がありません。
さらに画像サイズや余白はピクセル(px)単位で調整します。
最初は距離感が全く分からず、
「あと1px?」
「いや2px?」
と何度も修正を繰り返していました。
また、一度こんな失敗もありました。
編集したい固定ページが見つからず、
「テーマの設定がおかしいのかな?」
としばらく悩んでいました。
結果はとても単純で、編集したいページが固定ページ一覧の2ページ目に表示されていただけでした。
「そんなことか……。」
と、一人で苦笑いしたのを今でも覚えています。
苦手意識を減らすために決めた運用ルール
現在ではブログサーバーも自分で構築し、以前より仕組みは理解できるようになりました。
それでも、慎重に作業する姿勢は変わりません。
作業前は必ずソースコードを保存する
PHPや固定ページを編集するときは、必ず元のソースコードをメモ帳へコピーしてから作業しています。
万が一失敗しても、すぐに元へ戻せる状態を作っておくだけで安心感は大きく変わります。
以前ご紹介した「メモを残す習慣」は、WordPressの管理でも役立っています。
更新手順を決めておく
「この順番で更新する。」
「ここまでは触る。」
「これ以上は触らない。」
このように作業手順をある程度決めています。
毎回同じ流れで作業することで、ヒューマンエラーも少なくなりました。
バックアップは必ず取る
バックアップは最後の命綱です。
私はプラグインやサーバー側のバックアップ機能を利用し、いつでもサイト全体を復元できる状態を維持しています。
実は一度サイトが壊れたことがありました。
ローカルに保存していたデータを使って復旧を試みましたが、元には戻りませんでした。
今でも、なぜ復元できなかったのかは分かっていません。
幸い、その頃には新しいホームページが完成していたため、復旧に時間をかけるよりも、新しいホームページへ切り替える判断をしました。
結果的に大きな問題にはなりませんでしたが、この経験から、「バックアップを取ること」だけでなく、「本当に復元できるか」を確認しておくことも大切なのだと学びました。

まとめ
WordPressは、ネットワークやサーバーとは少し違う知識や考え方が求められる分野だと感じています。
以前の私は、「WordPressは苦手」という気持ちが先に立ち、必要以上に身構えてしまっていました。
しかし、実際にブログサーバーを構築し、自分で試行錯誤を繰り返すことで、WordPressの仕組みやテーマの設定など、仕事だけでは分からなかったことが少しずつ理解できるようになりました。
当時は情報発信をする予定もなく、サーバー代もかかるため、自分で環境を構築する必要性は感じていませんでした。
ですが、今振り返ると、自分の環境だからこそ失敗を恐れずに試せたことが、一番の勉強になったのだと思います。
今回改めて感じたのは、これはWordPressだけに限った話ではないということです。
システムに関わらず、どんな仕事でも最初から完璧にできる人はいません。
失敗したら反省し、原因を考え、改善する。
その積み重ねが、少しずつ「できる」に変わっていくのだと思います。
ブログサーバーを構築したことは、WordPressを覚えるためだけではなく、「実際に手を動かして失敗しながら学ぶことの大切さ」を改めて教えてくれました。
今でも得意とは言えませんが、以前よりは安心して触れるようになりました。
これからも失敗を恐れず、反省と改善を繰り返しながら、新しいことにも挑戦していきたいと思います。
もしWordPress管理に苦手意識を持っている方がおられましたら、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
いかがでしたでしょうか?
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