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今日もお疲れ様です。
前回は『薬屋のひとりごと』2巻についてレビューしました。まだご覧になっていない方は、ぜひこちらもご覧ください。
👉 『薬屋のひとりごと』2巻レビュー|情報整理と責任の線引きが印象に残った話

今回は、『薬屋のひとりごと』3巻を読んだ感想をまとめていきます。
今回も事件の真相を追っていく面白さはもちろんありましたが、それ以上に印象に残ったのは「超えてはいけないレッドライン」という考え方でした。
※この記事は作品の魅力を紹介するレビューです。物語の核心に触れるネタバレはできるだけ避けています。
慎重に報告する猫猫の姿が印象に残った
今回、一番印象に残ったのは、猫猫が報告を行う場面です。
何を伝えるべきなのか。
どこまでが事実で、どこからが推測なのか。
猫猫は感情だけで判断するのではなく、事実を一つひとつ整理しながら慎重に言葉を選びます。
人の命に関わる可能性があるからこそ、軽率な判断はできない。
その責任感が伝わってくる場面であり、猫猫らしさがよく表れていると感じました。
命の重さと軽さを考えさせられる
『薬屋のひとりごと』3巻では、「命」というテーマについて考えさせられる場面が多くあります。
命は誰にとっても大切なものです。
しかし現実には、限られた時間や状況の中で判断を迫られることがあります。
この作品は、その現実を感情だけではなく、冷静な視点でも描いています。
猫猫が現実から目を背けず、一つひとつ向き合っていく姿勢には、とても共感しました。
きれいごとだけでは終わらないところも、『薬屋のひとりごと』ならではの魅力だと思います。
私が譲れなかった一線
もちろん、仕事と命を同じように考えることはできません。
それでも、この巻を読んでいて思い出したことがあります。
社内SEとして仕事をしていた頃、私が一番気を使っていたのは、システムを利用するユーザーのことでした。
特にリモート環境を整備するときは、「接続できれば終わり」ではありません。
実際に使う人が困らないか。
操作が複雑になっていないか。
健康を損なうような働き方になっていないか。
そういった点を常に意識していました。
また、便利そうな機能でも、その結果として不要な入力作業が増えてしまうのであれば、採用を見送ることもありました。
システムは、便利さだけを追い求めれば良いものではありません。
使う人が安心して働き続けられること。
それが、私にとって決して超えてはいけない一線でした。
昔の時代だからこその面白さ
もう一つ驚いたのは、昔の時代を舞台にしながらも、「こんな方法で調べられるのか」と思うような場面があったことです。
現代では科学捜査として知られているような考え方を、工夫しながら真実へ近づいていく描写は、とても興味深く感じました。
ミステリーとして楽しめるだけでなく、医療や歴史に興味がある方にもおすすめできる作品です。
まとめ
『薬屋のひとりごと』3巻は、事件の謎解きを楽しめるだけでなく、「何を守るべきなのか」「何を優先するべきなのか」を考えさせてくれる一冊でした。
私自身、この作品を読みながら、社内SEとして大切にしてきた考え方を改めて思い出しました。
どれだけ便利なシステムでも、その先で使う人の健康や働きやすさを犠牲にしてはいけない。
便利さや効率だけではなく、人を守ることを優先する。
それが、私にとっての「超えてはいけないレッドライン」でした。
作品で描かれるテーマとは規模も内容も異なりますが、「守るべきものを見失わない」という考え方には、どこか共通するものを感じます。
ミステリーが好きな方はもちろん、医療や歴史に興味がある方にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
前回の『薬屋のひとりごと』2巻についてレビューしています。まだご覧になっていない方は、ぜひこちらもご覧ください。
👉 『薬屋のひとりごと』2巻レビュー|情報整理と責任の線引きが印象に残った話
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