【社内SEコラム】ちょっと待った!その「ロマン砲」はあなたのクビを飛ばす

社内SEの皆さん、今日も元気に板挟まってますか?
社内SEの日常は、放っておくと「予算とクビが物理的に飛んでいく」修羅の国。特に優先順位のジャッジを一つ間違えると、社内には恐ろしい地獄絵図が爆誕します。
※注意:決して役員の方々や現場への文句ではありません。愛ゆえの生存戦略です。

新しいシステムには「命(お金)」が必要

大前提として、システム構築や改修には莫大なお金がかかります。
システム開発会社も生存をかけています。プログラムを組むのもテストをするのも、すべては「人件費」という名のコスト。お金の話を抜きにして、社内SEの仕事は語れません。

現場の意見を聞きすぎた戦艦大和級の『予算数千万のロマン砲』

現場担当者の「あったら便利」を全部盛り込んだ結果、戦艦大和もびっくりの超豪華・多機能・誰も使いこなせないシステムの見積書が完成します。
「このボタン、年に1回しか使わんよね?」という機能に数百万円。そんな「見積書という名のロマン砲」を抱えて幹部会に突撃すれば、明日にはあなたの席は消滅しているでしょう。

幹部会の指示を鵜呑みにした末路:『要塞化した砂上の楼閣』

逆に、現場を無視して「DX!AI!メタバース!」と盛り上がる幹部会の指示を100%ピュアに実装すると、現場が1秒も使わない難解なシステムが出来上がります。
現場リーダーからは「仕事の邪魔だ!」と突き上げられ、社内SEの居場所はシュレッダーの横しか残りません。
首を繋ぎ止めるための「鉄の優先順位」
社内SEが「明日も会社に来る権利」を死守するために守るべき黄金律はこれです。

【優先度:特大】幹部会(経営層):会社の「生存」

役員の方々の言葉は「勅命」。無視すれば謀反です。ただし、経営層のフワッとしたビジョンをそのまま形にするのではなく、「現場が本当に使えるか?」を冷徹にジャッジし、調整するのがプロの社内SEの仕事です。

【優先度:大】各部署のリーダー:現場の「意思」

ここで最重要なのは、「実務担当者」と「リーダー」を明確に分けること。
実務担当者の「欲しい」は、必ずリーダーという「検閲」を通して一本化させましょう。リーダーが「部署の責任としてやりたい」と言わない案件は、要注意。
また、関連部署のリーダー同士の調整も不可欠です。リーダーの信頼を失えば、通るはずの予算も通らなくなります。

【優先度:小】実務担当者の「個別の夢」

現場の声は改善のヒントの宝庫です。でも、それをそのまま予算化するのは「自殺行為」。
「いいですね!ぜひリーダーに相談して、部署の正式な要望として上げてください(ニッコリ)」という大人のスルー技術(合意形成の誘導)を装備しましょう。

まとめ:社内SEは「組織のバランサー」であれ

社内SEの仕事は、みんなの夢を叶えるサンタクロースではありません。「経営の財布(予算)」を守りつつ、「現場のボトルネック」を解消する冷徹な調整役です。
ダメなものはダメと伝えつつ、代替案を考えたり、運用でカバーできるよう根回ししたり。泥臭い調整こそが、私たちの真骨頂です。
今日からあなたの合言葉は、「その機能(ロマン)、リーダーの判子(ハンコ)はありますか?」。
これであなたの首も、来月の給料日までは繋がっているはずです。

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