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社内SEは「便利屋」か?新商品のチラシ作成まで回ってきた時の私の脳内

2026 3/10
ブログ コラム
2026年3月5日2026年3月10日

とある日の出来事・・・

上司

「〇〇さん、ITに詳しいからチラシとかも作れるよね?」

嫌な予感・・・(;´Д`)

その一言から、私のデスクに「新商品のチラシ作成」という謎のタスクが降ってきました。

いや、ちょっと待って。私の本業は、社内のシステムを守ったりプログラムを書いたりすることであって、デザインの戦場ではないはず。コンピューターの画面に文字(コード)が整然と並んでいるのを見て「美しいなー」と満足している人間に、華やかなデザインの仕事を回さないでくださいな。

いまだに拭えない「なぜ私が?」という疑問。今回は、システム担当がなぜか畑違いのデザインに引きずり込まれた時の、心の叫びを公開します。

「この記事にはアフィリエイト広告が含まれます」

目次

「一番やりたくなかった」デザインの仕事

正直に言います。私がこれまでキャリアを積んできた中で、もっともやりたくなかった仕事、それが「デザイン」です。

無駄が一切なく、カチッと正解が決まっている理屈の世界を愛する私にとって、正解のない「センス」を求められるチラシ作りは、苦痛以外の何物でもありませんでした。

「パソコンに詳しい=何でも作れる」というわけでもないのに。周囲のそんな考えの甘さに、私の頭はパンク寸前。機械が故障して煙を上げているような、拒絶反応が止まりませんでした。

センスがない私の「生き残り戦略」

センスという才能がゼロな私が取った作戦。それは、感性に頼らず「デザインの教科書通りのルール」だけで機械的に処理することでした。

  • 配置は「定規」で測る: 1ミリの狂いもなく、要素をキチッと整列させる。
  • 色は「仕組み」で決める: 「いい感じの色」は選べないので、あらかじめ用意された色セットの中から、似た色同士だけで統一。色数を絞ることで、見た目がバラバラになるのを防ぎました。
  • 徹底的なチェック: 自分のセンスは信じず、毎回必ず上司に確認を依頼。 上司の「こうしてほしい」という要望に、ひたすら合わせていく作業に徹しました。

実はあった、最強の「裏事情」

実は、この無理難題をなんとか形にできてしまったのには、一つの理由がありました。

実は私、元パソコンインストラクターだったのです。

主な担当はワードやエクセルでしたが、デザインソフトの使い方も少しだけ教えていた過去がありました。「操作の方法」は教えられる。でも、それは「素敵なデザイン」ができることとは別物です。「使い方はわかるけど、今はシステム担当なんです……!」

教えるプロが、本業の合間に慣れないチラシを作っている。このスキルの無駄遣いこそが、私が抱き続けていた疑問の正体でした。ただ、誤解しないでほしいのですが、どれだけ操作に詳しくても、やっぱり本職のプロのデザイナーさんには到底かないません。

光と影との格闘、そしてラスボスの「カタログ作り」

チラシが「たまたま」できてしまったせいで、無茶振りはエスカレートしました。

  • いまだによくわからない「商品撮影」:
    「画素数って何?」という相手を前に三脚を立てる日々。理屈ではコントロールできない「光や影」に振り回されながら、「私は今、プログラムを書く代わりにカメラのボタンをいじっているのか?」といまだによくわからない撮影との格闘を続けました。……正直、いまだに何が正解だったのかよくわかりません。
  • 挙句の果ての「総合カタログ」作成:
    膨大な商品の情報をミスなくまとめる巨大なプロジェクト。さすがに一人では無理だと判断し、「全体の設計図」だけを自分で書き上げ、実際の制作はデザイン会社にお任せするという方法に辿り着きました。

バラバラな写真の色味を数字で合わせる地道な作業をこなしつつ、全体の構成を組み立ててプロを動かす。もはやそれは、チラシ作りというより「一つの大きな仕組み(システム)を組み立てる」ような感覚でした。

結論:システム担当は「何でも屋」ではない

結局、出来上がったチラシもカタログも、驚くほど「情報が整理されていて読みやすい」と好評でした。皮肉にも、理屈で物事を整理しすぎる私の癖が、意外なところで役に立ってしまったようです。

でも、勘違いしないでください。狙ってやったことではありません。
本当に、たまたま、できてしまっただけなんです。

もし今、納得いかない気持ちでカメラを握り、カタログのチェックをしている技術職の方がいたら伝えたい。

「文字が綺麗に並んでいるのを見て『美しい』と思っている人間を、無理にデザインの現場へ連れて行かないでほしい。たとえその人が、ソフトを使いこなし、設計図を書いてプロに指示まで出せてしまう、元インストラクターのシステム担当だったとしても、それは『たまたま起きた奇跡』なのだから」

いまだに疑問は消えませんが、あの日マウスとカメラを握りしめた経験は、今の私のキャリアを支える力になっています。おかげで、今ではホームページの画像なども自力で作れるようになりました。

人生、どこでどの経験が役に立つか分からないものですね。

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