今日もお疲れ様です。
前回は、在宅勤務と出社について、私自身の経験をもとにブログ記事をまとめました。
約1年間の在宅勤務を経験したからこそ感じた、それぞれの働き方の良さや難しさについてお話ししています。
まだご覧になっていない方は、ぜひこちらもご覧ください。
👉 【元社内SE実録】約1年の在宅勤務を経験して分かった、私に合う働き方

最近は、「定時退社は当たり前」「自分の時間を大切にしよう」という考え方を目にする機会が増えました。
私自身、この考え方には賛成です。
仕事だけが人生ではありませんし、家族との時間や趣味、ゆっくり休む時間も、とても大切だと思っています。
もちろん、サービス残業や長時間労働、パワハラを正当化するつもりもありません。
一方で、社内SEとして働いてきた私には、その考え方だけでは語りきれない場面もたくさんありました。
定時で帰ることが正しい日もあります。
しかし、予期せぬトラブルによって現場が慌ただしくなり、多くの人が困る場面もあります。
そんな時に、「定時なので帰ります」と言えるかどうか。
そこには、正論だけでは割り切れない現場のリアリティがあります。
今回は、私が社内SEとして働く中で感じてきた、「帰る自由」と「支える責任」について書いてみたいと思います。
私が社内SEとして大切にしてきたこと
私は社内SEとして、プログラムを作ることだけが仕事だとは思っていませんでした。
現場の負担を減らし、業務を止めず、多くの人が安心して仕事を進められる環境を作ること。
それも、大切な役割だと考えていました。
毎日2時間かかっていた作業を10分で終えられるようにする。
入力ミスを減らす。
トラブルが起きにくい仕組みを作る。
そんな改善を積み重ねることで、多くの人が安心して仕事を終えられる環境を整えてきました。
振り返ってみると、私たち社内SEの仕事は、「誰かの時間」を守る仕事だったのかもしれません。
だからこそ、本当に困っている時には、自分から一歩踏み出して対応しようとする人もいます。
私は、それを自己犠牲だとは思っていません。
困っている人のために、自分の技術を生かす。
それも、社内SEとして大切な仕事の一つだったと感じています。
「今日は帰れない」と覚悟した日
私自身、「今日は帰れないな」と覚悟した日があります。
朝10時頃、システム障害が発生しました。
しかも翌日は棚卸です。
詳しい内容はお話しできませんが、その日のうちに復旧できなければ、翌日の棚卸だけではなく、その後の業務にも大きな影響が出る状況でした。
その時の頭の中にあったのは、「早く復旧してくれ。」の一言だけでした。
周りを見る余裕もなく、原因を調べ、検証し、復旧作業を続け、結果的にその日は徹夜になりました。
正直に言うと、もう二度とやりたくありません。
でも、もし同じ状況になれば、おそらく私はまた残ると思います。
それは残業が好きだからではありません。
目の前で困っている人たちがいて、そのまま帰ることができなかった。
ただ、それだけです。
「困った時はお互い様」の職場
私が好きだった職場には、一つ共通点がありました。
普段から雑談があり、自然と笑い声が聞こえることです。
そんな職場だからこそ、「何か手伝おうか?」という言葉も自然に出てきます。
私は、定時で帰る人を責めたことはありません。
「お疲れさま。」と思って送り出していました。
実際、仕事が落ち着いている時には、「もう帰ったら?」と声を掛けたこともあります。
あまりに疲れた表情をしていたからです。
その仕事は私も経験していました。
なのでもし終わらなければ、あとから私がフォローすればいい。
そんな気持ちで送り出していました。
逆に、私も一人部署だったとはいえ、ベンダーの方々には何度も助けてもらいました。
振り返ると、一人で仕事をしていたつもりでも、多くの人に支えられていたのだと思います。
だから私が大切にしてきたのは、「困った時は、お互い様。」という考え方です。
今日は私が助ける側でも、明日は助けてもらう側かもしれません。
そう思うと、自然と「何か手伝おうか」という言葉が出てくるのではないでしょうか。

会社は善意に頼ってはいけない
もちろん、この助け合いに会社が甘えてはいけません。
誰か一人しか分からない仕事をなくすこと。
複数人で対応できる体制を作ること。
育児や介護など、それぞれの事情を抱えた人が安心して帰れる環境を整えること。
こうした仕組みを作ることは、会社や管理職の責任です。
社員の善意だけに頼る組織は、長く続きません。
だからこそ、
- 帰る人を責めない。
- 助けようとする人の気持ちも大切にする。
その両方を尊重できる組織が、長く信頼される組織なのだと思います。
経営者になって感じた「利益」の重み
会社員だった頃は、「利益」という言葉を頭では理解していても、その重みを実感することはあまりありませんでした。
しかし、自分で会社を立ち上げてからは、その考え方が大きく変わりました。
銀行口座の残高を見るたびに、「利益がなければ何もできない」という現実を感じています。
給料を支払うことも、新しい設備を導入することも、働きやすい環境を整えることも、利益があって初めて実現できます。
だからこそ、お客様から信頼される仕事を積み重ねることが大切なのだと思います。
必要な時には責任を果たし、休める時にはしっかり休む。
そのバランスがあってこそ、会社も働く人も長く続いていくのではないでしょうか。
まとめ|「帰る自由」と「支える責任」は両立できる
私は、定時で帰ることを否定したいわけではありません。
帰れる日は、しっかり帰って休めばいいと思っています。
一方で、本当に困っている人がいる時だけは、「少しだけ手伝おうか。」とそんな気持ちも、大切にしたいと思っています。
私が社内SEとして働く中で、一番大切にしてきたのは、「困った時は、お互い様。」という考え方でした。
今日は私が助ける側かもしれません。
でも、明日は私が助けてもらう側かもしれません。
だからこそ、普段から信頼関係を築き、困った時には自然と支え合える。
そんな職場が、一番働きやすく、強い組織なのではないでしょうか。
次回は、社内SE時代に私が大切にしていた「引き継ぎ」についてまとめてみました。
引き継ぎは、単に作業を教えることではなく、「後任が自分で考えられる状態」を目指すことが大切だと考えています。
よろしければ、ぜひこちらもご覧ください。
👉 【元社内SE】引き継ぎで一番大切にしていたこと|後任が自分で考えられる状態を目指して
会社を経営する立場になった今だからこそ、「帰る自由」も、「助けようとする気持ち」も、どちらも大切にできる会社を目指していきたいと思っています。
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